「山陽ドリーム」の実現
理事長 市原 則之
私が高校に入学した1957年(昭和32年)当時の山陽高校は、ホッケー、軟式テニス、サッカーほか多くの運動部が全国レベルの大会で活躍し、そうした先輩たちは卒業後に大学や実業団チームに進み日本代表選手となってオリンピックやアジア大会でご活躍されていました。こうした先輩たちの勇姿に私ども在校生は母校に誇りを持ち、自らも夢を描いて心躍らせておりました。腕白な校風ではありましたが、運動部のみならず文化部活動も盛んで質も実も剛健で躍動的な学園でありました。現在、生徒数が増え新校舎も落成しました。岸前理事長の熱い思いの「山陽ドリーム」という魂を、生徒、教職員、PTA、同窓会、理事ほか関係者が一丸となって実現させてまいります。
文武両道さらなる進化
学校長 葉柳 津盛
山陽高校は、百十五年を超える歴史と伝統を持つ県内有数の伝統校として、政界、経済界、スポーツ界、教育界をはじめとする各界に多くの人材を輩出してきました。
10系統のコースを誇る本校の学びを経て、近年の卒業生も国公立大学をはじめ難関大学への進学、医療・教育・ものづくり・商業のスペシャリスト、企業経営の実業家、プロスポーツ選手等国内外にて多岐にわたり目覚ましい活躍をしています。
最近では、囲碁将棋部の全国高校囲碁選抜大会全国優勝、インテリアデザインコースの色彩検定全国一位満点合格文部科学大臣賞、ホッケー部及びハンドボール部部員のアンダー17・18・19の大会日本代表選手に選出されて出場等、生徒の活躍が続いています。卒業生につきましても、野球部卒業生の侍ジャパンメンバーへの招集、そして2022年にはアメリカのオレゴンにて開催された世界陸上男子走り高跳において本校卒業生が日本人初の入賞を果たす歴史的快挙を成し遂げています。
このように、山陽高校は在校中の生徒を伸ばす学校であるとともに、卒業後もさらに力を伸ばし世界レベルで活躍する確かな力を育てる学校として日々進化を続けています。
また、広島県内の私立高校での最初のユネスコスクール認定校として、国際交流や短期留学、ボランティア活動等、国際感覚やリベラルアーツを養成する事業や授業にも力を入れています。
生徒たちが熱意あふれる教職員や成長意欲に満ちた仲間たちとともに日々勉強に励みながら、部活動や学校行事にも主体的に取り組み、充実した高校生活を送ることができるよう全力で取り組んでまいります。