原爆投下より79年目の夏を迎え、今年も山陽高等学校では、全校生徒、学園関係者・教職員に加え、ご遺族の方をお迎えし、 原爆死没者慰霊式を行いました。
昭和20年8月、本学園の中学・商業(旧制)の各2年以上の生徒はほとんどその全員が学徒動員に参加して各方面の軍需工場で奉仕作業に、また1年生数百名は雑魚場町の家屋疎開作業に従事していました。6日の原爆投下により工場勤務生徒はその一部、爆心地に近かった疎開作業現場においては生徒のほとんど全員、引率していた教職員、校内(現在の宝町)に残留していた教職員がその場に即死、さらに苦悶を訴えながら翌日以降に亡くなった方もかなりおり、校長他17名の職員、486名の生徒が犠牲となりました。
犠牲となられた先輩方の御霊に対する慰霊とともに未来永劫にわたる平和を改めて祈念いたします。