文化祭にむけての活動開始です。
今年はコロナの影響もあり、実習時間が少ない生徒達ですが、作業にあたっての心構えと注意点をしっかり聞いて、初のDIYに挑戦です。製作を担当するのは工学科2年の笹野覇流氣。図書部は毎年、本を片手に「動きながら考えます!」
1作品目は「はじめてのアイアン家具づくり(STUDIO TAC CREATIVE)」を参考に「BOOK STAND」を作ります。
工学科の西本先生の指導のもと、切断から仕上げまで、基本は1人で行います。
まずは設計です。チョークのような石筆(せきひつ)で鉄板に下書きをします。
鉄板を切断するシャーリングマシンです。大きな鉄板もここでは瞬時に切断されます。
手順を間違えないように、油断は禁物です。
プラズマカッターによる切断です。西本先生による実践しながらの説明を、笹野君も真剣に聞いています。
座学ではありません。よく見て、目で覚えて、コツをつかんで下さい。笹野君も真剣です。
プラスマカッターの持ち方、使い方、手の位置、角度など細かい指示を出します。
生徒の様子を見ながら、先生は少しずつ、少しずつ離れます。
笹野君、まだちょっと腰がひけてます。
切断完了。直線がきれいに切れました!
次の工程は、丸棒を磁石で固定し、いよいよ溶接です。
シールド(溶接面)を被ると思いの外、手元が見えにくくなります。
緊張気味の笹野君(右)に細かいアドバイスをする西本先生(左)。
グラインダーで鉄の残留物を除去します。始めはおぼつかなかった作業も、時間とともに手際が良くなってきました。手にもって溶接個所を確認しながら、丁寧に、綺麗に仕上げていきます。
最後は接地高さの調整です。作業中の熱によって平盤は微妙に反りあがるので、ここは経験値の高い西本先生による「仕上げ」となります。
溶接完了!
ちなみに、こちらは工学科の西本先生の作品です。「鉄の溶断」による作品ですが、達筆です。
★次回は今回作成の「BOOK STAND」への塗装と、続く第2弾、アイアン・シェルフに挑戦します。インテリアとしても、キャンプ、アウトドアでも使える便利グッズですよ。お楽しみに。