「黒瀬木綿希」作家デビュー

卒業生の黒瀬さんが作家デビューしました!

2021年6月11日(金)、本校で機械科卒業の黒瀬さんと猪狩さんに来校頂きました。

~図書部の生徒達と~

左側は友人の猪狩さん、野菜作りにハマっています。
右側は元担任の中本先生

好きな作家は「吉本 ばなな」さん。趣味の投稿がきっかで作家としてデビューすることになりました。

高校時代は”部活と資格取得”のあっという間の3年間でした。「仕事をやりながらの小説作りは大変だったでしょう。」と伺うと、「登場人物たちが頭の中でしゃべりはじめますから。」。彼らは黒瀬さんワールドにちゃんと存在しているのですね。

本書で伝えきれなかったこと、それは登場人物のミレイにも、堂島にもそれぞれの人生があったということだそうです。限られたページの中では書ききれない思いがあったのですね。

目指すは純文学。
「言葉にならない言葉を目と耳と心で感じながら小説を書き続けていきたい。」

キャリアを積みながらも、多くのことにチャレンジして ”自分らしい生き方”=”夢” に少しづつ、近づいています。

バラバラ家族の遺言
【文芸社】
黒瀬 木綿希

日本は平和な国だと言われています。しかしその裏で繰り返されている悲劇や、そこにどんな真実が隠されているのかはなかなか報道されません。幼い頃に親から捨てられ、児童養護施設で育った本作の主人公も周囲の大人たちから真相を語られないまま生きてきました。不器用で伝わらなかった家族愛が隠されていたとも知らずに……。
この物語には”守る”ために罪を犯した人物が数多く登場します。正義とは、悪とは、愛とは、家族とは何か、皆様自身の目でお確かめになってください。
この物語を荒唐無稽なフィクションだと嗤《わら》える人は、なんの根拠もなく平和な日常が続くと信じ、それを享受できている紛うことなき幸せ者です。どうか、その幸せを逃さないでください。

黒瀬 木綿希