このたびは和太鼓部のポルトガル遠征に関わり、学校関係者、保護者の皆様をはじめ、様々な方々からご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。成長過程の部員にとって、ポルトガル和太鼓遠征という演奏活動を通しての異文化交流体験は、ほかでは経験できない一生に一度の大変貴重な経験となります。こうした経験をさせていただけることに感謝しつつ、日本人の代表として恥ずかしくない行動を心がけ、日本文化の良さを海外の方々に伝える責任があることを自覚し、充実した遠征となるよう部員一同、ベストを尽くして参ります。これからも山陽太鼓の応援をよろしくお願いいたします。
これら8日間の活動の記録をわずかではございますが、ブログとして報告させていただきます。
第一日目
8月15日は台風の直撃を受け、早朝7時広島駅前に集合するもフライトが17日に遅延する知らせを受けいったん解散。翌日16日8時に再集合し、台風一過晴れ渡った青空の下、元気に出発することができました。
予定では17日明け方のフライトになるということで、お盆明けの微妙な時期でもあり、渋滞を心配して早く出発したものの、全く渋滞にかかることなくお昼には順調に大阪入りすることができました。
関西国際空港に到着すると、前日の台風の影響で出発便が立て込んでおり、たいへんな混雑でしたが、夜になると解消され、部員は和太鼓付近のソファーで休みながら出発の時間を待ちました。深夜1時30分から荷物をエミレーツ航空の出発カウンターに運び、手続きを始め、深夜3時頃には出発ゲートの近くで仮眠を取り最終的には朝7時30分に離陸し、一路ポルトガルへ向かいます。
今回利用したエミレーツ航空の機体は2階建ての大型ジャンボで、機内もゆったりしており、台風による臨時便でキャンセルも多数あったせいで空席も多く、ゆったりと座席を利用することができました。いよいよ始まるポルトガルでの活動に期待が膨らみます。
途中乗り継ぎに利用するドバイ空港まで約10時間、ポルトガルのリスボン空港まで約8時間のフライトはみんな初体験でしたが、和太鼓を受け取りほっと一息。これからいよいよバスで目的地ファロに向かいます。台風の影響で到着便が遅れたためにオープニングセレモニーの演奏にぎりぎりでも間に合わせようと、急いで太鼓を積み込み会場へと向かうつもりでしたが、どうやらファロへの到着は深夜になるため、直接宿泊所に向かうことになりました。
バスに太鼓と荷物を積み込んで現地時間の21時頃に空港を出発。ファロの宿泊所に到着したのは深夜1時頃。到着すると宿泊所ではオープニングセレモニーを終えて帰ってきた出演者やスタッフたちが出迎えてくれました。以前スペイン遠征でも体験したことですが、ヨーロッパの夏の夜は活動時間が大変遅く、深夜でもフェスティバルは家族ずれで大変な人混みだったりするので、部員も早速文化の違いを感じていました。スタッフの温かい歓迎を受けながら、明日からの活動に向けてできるだけ睡眠時間をとるようにします。おやすみなさい。