本校1年生の石澤朋仁くんが5月12日に尾道北高校で行われた広島県代表選考大会を勝ち抜き、第43回全国高等学校総合文化祭(さが総文)囲碁部門、団体戦に副将として出場する事が決まりました。2019年、元号が「平成」から「令和」になって初の囲碁大会です。
石澤くんとEnglish teacher谷本先生の対局
生徒達は囲碁や将棋を「脳をつかうマインドスポーツ」として楽しんでいます。囲碁も将棋もネットゲームが主流となった現代でも根強い人気を保っています。
将棋の面白さを1年生の沖くんに聞くと「読み手を間違えるとその場で負けが確定、一瞬一瞬が真剣勝負です。」と表現しました。
囲碁や将棋では「大局観」という言葉がよく使われます。大局観とは小さいことにこだわらず、物事を大きく捉える視点のことで、近視眼的に物事を見ると忙しいわりに成果が出ないという事はよくある話ですね。
中学生でプロ棋士となった羽生善治は自分の棋譜を振り返り、次のように書いています。
昔の自分の棋譜を見ると懐かしいような恥ずかしいような気持ちになります。
特にデビュー前後は粗削りですし、投げ場を失っている例も数多くあります。それでも記録であり、足跡でもあるので必要なプロセスかもしれません。『羽生善治全局集-デビューから竜王獲得まで-日本将棋連盟(刊)』より
最後まであきらめず平常心を保つことは高校生にとって少し難しいことかも知れませんが、ひとつひとつの対局に誠意をもって挑んでもらいたいと思います。
囲碁・将棋部、一丸となって頑張ります!