「医療ってなあに?」をテーマに、理学療法士の桃木様と、本校元教諭の川尻先生によるプレゼンテーションと書籍紹介をして頂きました。
皆さんは、どんな将来を描いていますか?
柔道整復師、理学療法士、社会福祉士といった資格を目指す生徒が集まりました。リハビリを実施する場所は、病院だけでなく福祉施設やデイサービスにもあります。
1982年に国連で採択された「障害者に関する世界行動計画」では、リハビリテーション(Rehabilitation)とは「身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ、時間を限定したプロセスである。」と定義されています。
リハビリテーションは、障害者のニーズをふまえ、機能回復訓練を行い、家族やコミュニティの協力を得ながら誰もが平等に参画できる社会の実現を目指します。
桃木さんは大学で専門雑誌を読み、最新の医療知識を知ることを心掛けたそうです。「知る」という意識を常に持ち続けることが大切とのお話でした。
桃木さんは理学療法士の資格をいかし、スポーツを取り入れた放課後等デイサービスで活躍しています。スポーツとは、ラテン語のdesportareが語源で、「気分を転じる・楽しませる・遊ぶ」といった意味で、気晴らしといった余暇活動をいうのだそうです。
大自然の中で体を動かすって本当に素晴らしいですね。(子どもと活動をしている川尻先生)
■生徒の感想です。
1年 Y・I
相手と向き合いながら回復につながるよう、支援していくことやコミュニケーションをとることが大切だと思いました。スライドの「チーム医療」を見て、患者の周りでは、多くのリハビリスタッフが協力し、患者と向き合いながら医療行為を行うことが大切だとわかりました。
1年 K・Y
体が不自由だったり、重い障害を持っている方も、ずっと室内にいると怪我もしやすくなるし、ストレスもたまるから、いろんなところに出かけるところがすごくいいなと思った。1人ひとりをしっかり気にかけ、その人にあった医療、福祉に取り組むことが大切。
2年 D・I
医療・福祉に関わる仕事で大切なことは、
・患者さんの健康状態を考えて最適な治療法を導き出す。
・患者さんの要望や状態にあった医療施設(入院先)を提供する。
・患者さんに合った栄養バランスとれた食事の提供
であることを知った。
子ども達がのびのびと、遊びながらリハビリしているのを見て、こういう形のリハビリがあるんだなと感じると同時に、楽しみもなく、苦痛なだけのリハビリではいけないと思いました。