和太鼓部ポルトガル遠征 7日目

今日はファロ付近の町、S.Bras Alportelでの演奏です。午前中の時間を利用して、学習会と多目的教室で太鼓を使って本日の演奏の練習です。太鼓が鳴り始めるとやはり人が集まってきます。昨夜から山陽太鼓を長年応援してくださっているブルガリア人コーディネーターのエミル氏が合流し終日同行してくれます。

昼食を済ませて再びスロバキアチーム・コロンビアチームと一緒にバスで移動します。約40分で会場に到着しサウンドチェックを始めると、ステージの幅が7mと少し狭めでしたが、幸いステージの高さがないため、芝生部分も使用することにして予定通りポジション変更はせず演奏できます。

サウンドチェックの後、時間があるため少し町を散策し自由時間を取りました。ちょうど一緒に来ているスロバキアチームとも昨日に引き続き交流する時間がとれました。女子部長が持ってきた筆ペンで、陽気で元気なスロバキアチームの代表者ダンカさんにぴったりの名前をポストカードに書いてプレゼント。素敵な贈り物を大変喜ばれていました。

夕食はすぐ近くにある幼稚園の食堂でスロバキア・コロンビア・日本・地元チーム一緒に食べます。食事の時間も大切な交流の時間です。スロバキアチームのダンサーは山陽太鼓と同世代のメンバーも多く、昨日山陽太鼓メンバーと仲良くなれたことを大変喜んでくださっていました。明日お互いの衣装を着せ合ってみようと言う約束ができました。

夜11時頃山陽太鼓の出番です。日本でも演奏後に反応の良い拍手をいただきく事は多いのですが、海外公演では演奏者として海外特有の観客のストレートな反応の良さを感じる事があります。その反応の良さがまた演奏者のポテンシャルを高めてくれる事もあり、海外遠征では演奏ごとに部員のノリも良くなっていきます。この日は最高にノリの良い演奏ができ、演奏途中に4尺太鼓の台が壊れて太鼓がずれ落ちるというトラブルがありましたが、それに動じず演奏しきった部員の演奏態度は立派。

演奏終了後、太鼓を片付けて宿泊所に戻ってくると時間は深夜1時。徐々にこちらの夜型の生活に慣れてきた部員はミーティングを終えた後シャワーを浴びて寝る者、中庭で折り紙の折り方を教えるなどして交流する者、それぞれの時間を過ごします。明日は午前中にファロ自慢の海水浴場へ行く予定になっています。