原爆投下から74年目の原爆死没者慰霊式です。
例年屋外にある慰霊碑の前で執り行っていましたが、昨年は旧体育館で、今年は新体育館での慰霊式となりました。
「…わが学園の中学、商業(旧制)の各2年以上の生徒は、ほとんどその全員が学徒動員に参加して、各方面の軍需工場で奉仕作業に従事しており、また1年生数百名は、雑魚場町の家屋疎開作業に出勤していた。そのため工場勤務の生徒はその一部、1年生は疎開作業現場においてほとんど全員、生徒を引率していた教職員数名、また校内に残留していた教職員数名が、その場に即死したのである。さらに、苦悶をうったえながら翌日以後に亡くなった者もかなりおり、校長外17名の職員、486名の生徒が原爆の犠牲となった。」(学校要覧より)
とあるように、本校にとって原爆投下はどこか遠いところで起きた出来事ではなく、本校の歴史のひとつとして未来に語り継いでいかなくてはならない記憶と呼べる出来事です。
原爆で死没された方々の安らかな眠りと、 いつまでも平和に学習できる環境が続くことを祈念して。