人間生活に必要な衣・食・住。その中で、「住」をテーマとした新しいコースが、2020年4月、山陽高校に誕生します。その名も「インテリアデザインコース」。機能的でおしゃれな家具作りや、お部屋のトータルコーディネートなど、広島の住空間を豊かにする有為な人材を育成します。広島都市圏の私学で唯一、工学系学科を擁する山陽高校だからこそできる、新しい教育が始まります。
また、新コースの設置にあわせ工学科での女子募集もスタート。2020年の山陽共学10年にあわせ、全ての学科が共学になります。
専門学科だからできる、夢をかなえる「深い学び」
山陽高校のインテリアデザインコースは工学科に設置されます。そのことにより専門学科ならでは深い学びを実現します。
ベースとなる1年次には、デザインを学ぶほか、家具作りには欠かせない「製図」の技術を身につけることが出来ます。
そして、コースに分かれる2年次からは、インテリアデザインに関する専門科目の時間数も大幅に増加。「インテリア計画」や「デザイン技術」をはじめ、コンピュータを使った「CAD製図」を学びます。また、実習では学んできた製図やデザイン等の知識を生かした木工制作に取り組みます。
3年次には、より高度で実践的な内容に挑戦。2年次から継続して学ぶ「デザイン技術」に加え、製図も三次元の図面制作を行う「3DCAD製図」を習得します。さらにインテリアに関する素材の特性を学ぶ「インテリアエレメント生産」、実物大の家具の制作に取り組む「木工デザイン実習」、3Dプリンタによるミニチュアルーム作成を通じて部屋のトータルコーディネートを考える課題研究など、インテリアデザインに関するしっかりとした技術の習得を目指します。
インテリアデザインに関する授業(数字は単位数)
想定される進路
インテリアデザインコースからの進路は生活デザイン・建築デザイン系の大学・専門学校への進学、家具製造・インテリアデザイン関係の就職を想定しています。