アーク溶接に挑戦しました!

工学科です。

先日の投稿で2年生が「ガス溶接」に挑戦していましたが、今回は「アーク溶接」にチャレンジしました。「ガス溶接」はその名の通り、二種類の気体を混ぜた混合気に着火し金属を溶融させ行います。

今回挑戦した「アーク溶接」は電源に接続されたプラス極とマイナス極を近づけることで放電させ、その際に発生する熱を利用して行う溶接です。
家庭用の小型溶接機であればホームセンターでも購入でき、家庭にある100Vの電源でも使用できるため、ガス溶接よりも広く利用されています。本校で使用しているのは最も基本的なモデルで、工場と同じ200Vの電圧で使用するものです。

生徒が右手に持っている部分がプラス極で、
机にマイナス極が接続されています。
近づけると放電し、溶接が始まります。

実際に放電が始まり、溶接をしている場面です。
写真の中心が白くなっていますが、
現場では太陽よりもかなり強い光が発せられています。

中心部分は5000℃前後になっているそうでガス溶接よりも高い温度になっています。非常に高い温度で危険なのはもちろん、この光を直接見ないように周囲も含めて注意する必要があります。
注意すべき点は沢山ありますが、電源がある場所であれば使えるという利点から非常に便利な技術です。

生徒が使用している保護具の「面」です。
溶接面や遮光面と言います。

アーク溶接では必需品で、使用を怠ると目を強く傷めてしまいます。余談ですが、遮光性能が極めて高く、日食の際にはこの面を通して太陽を観察することも出来ます。

以上、「アーク溶接」の紹介でした。

いつもながら「工学科」の投稿はものづくりの心をくすぐりますね・・・

受験生の皆さん、一緒に取り組んでみませんか?

お待ちしています!!