12月初旬の4日間で行なわれた2学期期末試験を終え、2年生は体育館に集合しました。明日から始まる3泊4日の修学旅行に向けた「結団式」です。生徒からは「初めての海外」「初めての飛行機」等々といったことで、期待と不安の入り混じった声が聞こえます。そんな中、式は始められ、持ち物や心構え等確認しました。
12月7日(水)早朝、広島空港に集合しました。「キャリーバック・手荷物の中身は大丈夫か」「パスポートは大丈夫か」初めての海外旅行でわくわくどきどきです。そんな中、大きな出来事はなく搭乗手続きを終えいよいよ出国です。搭乗待合室の中では安心したのか、笑顔が見られます。飛行機はチャイナエアラインに乗り込みます。定期便の中は、ほぼ山陽生で埋め尽くされていました。初めての飛行機、普段は見ることができない空の上からの景色に感動しながら、約2時間をかけ台湾へと向かいます。
朝も早かったこともあり飛行機の中では休息をとる生徒も多々見られましたが、いざ空港に到着するとみんな元気良く入国手続きへと歩いていきます。
皆無事に入国し、空港からはバスに乗り込みお土産店へと向かいます。初めて見るもの、触れるものに感動を覚えながら、「○○元(NT$)っていくらなん?!」等々の声が聞こえ、早速、異国の文化に触れ、おののいていました。
さて、最初は「忠烈祠」です。台湾には徴兵制があり軍隊があります。軍人の方は仁王立ちで瞬きもせず警備をしているのですが、1時間に1度行進をし警備を交代する時間が有ります。その交代式を見学しに行きました。一糸乱れぬ行進を見ました。地面に残っているラインは、兵隊の日々の行進の後の様です。
忠烈祠の後は「故宮博物院」に向かいます。ここではガイドさんの話を聞くために最初はヘッドホンを着けての見学でした。個人的に行くとわからないようなことを説明していただき、大変勉強になりました。2時間半の見学では回りきることのできないくらい多くの展示品がありました。季節でも展示品の入れ替えがあるようで、何度行っても新鮮な気持ちで見ることができる場所となっていました。
1日移動で疲れたみんなも一休みです。夜ご飯は「華漾大飯店」での食事となりました。台湾に来て初めての食事で、日本では味わうことのなかなか無い独特な料理もあり、恐るおそる手を伸ばして食べていました。一つひとつの料理に感覚を研ぎ澄ませ、笑顔で食卓を囲んでいました。ホテルへの帰路ではコンビニによりました。卵を煮た独特な臭いに最初は戸惑っていましたが、しばらくすると慣れ普通に買い物をしていました。 ホテルに帰ると班長会。今日の反省と明日への準備のため、先生のいうことをしおりにきっちりと書き込んでいます。朝が早く、移動も大変だったため、ホテルではあっという間に寝ついていました。